梅雨の洗濯物、臭わず速く乾かす方法とは？

梅雨の時期に洗濯物が臭くなる主な理由は、湿度が高いため雑菌が繁殖しやすくなることと、洗濯物が乾くまでに時間がかかることです。湿度が高くなると、カビや雑菌が増えやすくなり、洗濯物が完全に乾かないと雑菌が繁殖して臭いが発生します。特に梅雨の時期は乾燥しにくいため、部屋干しした洗濯物が臭くなりやすくなります。

洗濯物が臭くなる原因は、主に「モラクセラ菌」という雑菌の繁殖です。この菌は洋服に付着した皮脂などの汚れをエサにして増殖し、臭いを発生させます。

梅雨の時期は湿度や温度、風通しの良さが洗濯物の乾きに影響します。これらの条件を整えて洗濯物を乾かし、雑菌の繁殖を抑えることが臭いを防ぐポイントです。

・風通しの良い場所に干す
梅雨の時期は雨や湿気が多く、洗濯物がなかなか乾きません。洗濯物を干す場所は風通しの良い場所を選び、窓やドアを開けて換気を促しましょう。風が通ることで湿気が逃げやすくなり、洗濯物が速く乾きます。

・室内干しを避ける
室内で洗濯物を干すと、湿気が部屋にこもりやすくなります。可能な限り室外で干すようにしましょう。室内で干さなければならない場合は、風通しの良い部屋を選び、湿気をこもらせないようにしましょう。

・洗濯機を清潔に保つ
洗濯機内は雑菌の繁殖がしやすいため、定期的な洗浄が欠かせません。専用の洗剤を使用して洗濯槽を掃除し、洗濯が終わった後は蓋を開けて乾かすことでカビや臭いの発生を防ぎます。

・湿った洗濯物はすぐに干す
洗濯物を湿ったまま放置することは避けましょう。生乾きの状態を避けるため、洗濯機の脱水機能を活用します。洗濯機の脱水機能をしっかりと活用することで、洗濯物の余分な水分をしっかりと絞り出すことができます。これによって、洗濯物の乾きが速くなり、臭いを防ぐことができます。

・使用する洗剤を工夫する
梅雨の時期は湿気が多いため、抗菌効果のある洗剤や柔軟剤を使用し、臭いの原因となる雑菌を抑えます。酸素系漂白剤や重曹を併用することで効果を高めることができます。酸素系漂白剤は雑菌を除菌し、重曹は臭いを取る効果があります。洗濯前に衣類につけ置きして使用し、臭いを防止します。

・衣類の分け方
衣類の種類によって乾き方が異なります。厚手の衣類やタオル類は乾きにくいため、薄手の衣類と分けて干すことで効率的に乾かすことができます。また、素材別に分けることも効率を高めるポイントです。

・干し場所の選定
洗濯物を干す場所も乾燥に影響します。高温・低湿・風通しの良い場所が乾燥に適しています。梅雨時期は湿度が高く風通しが悪いため、換気ができる室内の場所を選ぶと良いでしょう。部屋の中央や換気扇の風が届きやすい場所がおすすめです。

・適切な干し方
洗濯物を干す際には、間隔を開けて並べることで風通しを良くしましょう。衣類同士が密着してしまうと風が通りにくくなりますので、10〜15cm程度の間隔を保つと良いでしょう。また、裏返して干すことで乾燥効率を高めることができます。

・乾燥機・換気扇・サーキュレーターを活用する
洗濯物を干す際に浴室乾燥機、換気扇やサーキュレーターがあれば、洗濯中や干す間に回して湿気を外に出すことができます。これにより、部屋の湿気を減らし、洗濯物の乾きを促進します。