産後いつから家事する？手抜きのコツもご紹介！

産後に家事をしてもいい？

産後は体調や精神的な健康が大変デリケートな状態なため、過度な家事の負担は避けるべきです。
まずはその理由について解説します。

・体力の回復が必要
産後は出産に伴い体力が消耗しており、傷もまだ完治していません。無理な家事をすることで、体の回復が遅れる可能性があります。

1か月ほどは身体の様子をみながら十分な休息とリラックスが必要です。

・育児に専念
産後は新生児のケアが必要です。赤ちゃんの世話や授乳、おむつ交換など、育児に時間とエネルギーを注ぐ必要があります。過度な家事負担は育児に専念する妨げとなります。

・精神的なケア
産後はホルモンの変化や睡眠不足などが精神的なストレスを引き起こすことがあります。無理に家事をこなすことでストレスが増大し、産後うつ病などのリスクが高まります。自身のメンタルヘルスを優先しましょう。

・過度な負担が体調悪化を招く
産後に無理な家事をして体調を悪化させると、長期間のリカバリーが必要になる可能性があります。健康が最優先で、無理せずに自分のペースで家事を行うことが大切です。

要するに、産後は自分の体調と赤ちゃんのケアを最優先に考え、無理な家事を避けることが大切です。サポートを受け、十分な休息をとり、ストレスを軽減することが産後の回復と幸福感につながります。

産後に家事をしてもいい？

産後いつから家事を再開すべき？

出産後、体が元の状態に戻るまでの約6～8週間の期間は「産褥期（さんじょくき）」と呼ばれています。
この期間中、個人差はありますが、多くの不調や出産前には経験しなかったさまざまな症状が現れることがあります。産褥期を円滑に過ごし、回復を促進するためには、十分な睡眠を確保し、体を休め、静かに過ごすことが重要です。
産後の家事再開については、個人の体調や出産の経過によって異なりますが、以下のポイントを考慮することが重要です。

・医師の指示を確認する
まず、出産後の体調回復に関して医師と相談しましょう。医師の指示に従うことは、安全な回復の第一歩です。産後一か月検診で医師に問題がないと診断されれば少しづつ妊娠前と変わらない家事や買い物を行うことが可能です。産後二か月になり医師の許可が出れば、職場復帰が可能となります。（産前産後休暇は出産翌日から6週間～8週間です。）

・ゆっくりと始める
家事を再開する際は、無理をしないことが大切です。軽い家事から始め、徐々に負担を増やしていきましょう。

・サポートを受ける
パートナーや家族、友人からのサポートを頼ることは、家事の負担を軽減するために有効です。一人ですべての家事を抱え込まず、周りの方に協力をお願いしましょう。

・家事のプライオリティを考える
すべての家事を一度にこなす必要はありません。優先順位をつけ、最も重要な家事から取り組むことを考えましょう。

産後の家事を効率的に手抜きするコツ

産後の家事を効率的にこなすために、以下のコツが役立ちます。

・事前に計画を立てる
家事を計画的に行うことは、時間とエネルギーの節約につながります。週ごとに家事のスケジュールを立て、予定に合わせて家事の負担を分散させましょう。

・家事を軽減する便利グッズを活用する
授乳クッション、ベビーモニター、自動掃除機などの便利なアイテムを活用することで、家事の負担を軽減できます。

・食事を効率的に準備する
事前に料理を調理し、冷凍保存しておくことで、食事の準備時間を短縮できます。
また、ネットスーパーを利用して食材やお弁当を配達して届けてもらうのも便利です。食事の用意が難しい産後の期間にはかなり活躍します。

・家事を分担する
パートナーや家族と家事や育児を分担し、協力体制を築くことは、負担の分散に役立ちます。
産後の家事は、新しい生活様式に合わせて工夫することが大切です。自分自身の体調と赤ちゃんのケアを最優先に考えながら、効果的な家事の管理を見つけてください。

・家事支援サービスを利用する
出産後に育児をしながら家事をすることは容易ではありません。食事や掃除、洗濯などを代行してくれる家事代行サービスの利用もおすすめです。また、事業所によっては申請を行えば産前産後ケアの専門家やヘルパーのサポートについて、地域から助成金を得られる制度もあります。
家事をプロに任せることで、大切な家族との時間を長くとることができます。