常温保存できる野菜と保存方法とは?

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それぞれの野菜にあった方法で保存することは、食品の鮮度と栄養価を保つために欠かせません。
特に、常温保存ができる野菜は賢く活用すれば食材のムダを防ぎ、節約にもつながります。
この記事では、常温で保存できる野菜とその保存方法について詳しく解説し、新鮮な野菜を無駄にしないためのヒントをお伝えします。

常温保存できる野菜と保存方法とは?

野菜を常温保存するメリットとポイント

野菜の常温保存は、冷蔵庫のスペースを節約し、野菜の風味や栄養を保つ方法の一つです。
ただし、正しい保存方法を守ることが重要です。以下に、常温保存のメリットとポイントを見ていきましょう。

●野菜を常温保存するメリット

  • スペース節約
    冷蔵庫の中には限られたスペースしかありませんが、常温保存なら野菜を保存する場所を確保しやすくなります。
  • 風味や栄養を損なわない
    一部の野菜は冷蔵庫に入れると風味や栄養が損なわれることがありますが、常温保存ではその心配がありません。

●野菜を常温保存する際の注意点

  • 温度管理
    常温保存でも、室温が高すぎると野菜の鮮度が失われます。適切な室温(目安として28℃以下)を保つことが大切です。
  • 通気性
    野菜は通気性のある袋や容器に入れて保存しましょう。密閉容器は湿気をため込み、野菜を傷める原因になります。
  • 乾燥防止
    野菜を保湿するため、キッチンペーパーや濡れた布を使って湿度を保ちましょう。

常温保存できる野菜と保存方法

常温保存できる野菜は、風通しの良い冷暗所に保管するのがもっとも適しています。
直射日光が当たりやすい場所や湿気の多い場所は避けて保存してください。適度に水分を取り除くコツとして、乾燥を防ぐために常温保存する際は新聞紙やキッチンペーパーに包むこともおすすめです。

  1. イモ類(じゃがいも・さといも・さつまいも)
    イモ類は低温障害(軟化や腐敗)を起こしやすいため、通気性のある袋に入れ、直射日光を避け、風通しの良い場所で保存します。
  2. たまねぎ
    通気性のある袋やネットに入れ、涼しい場所で保存します。ただし、玉ねぎは強い香りを持っており、じゃがいもは他の食材の香りを吸収しやすいため、じゃがいもとは分けて保管することがおすすめです。
  3. かぼちゃ
    直射日光を避け、涼しい場所で保存します。カットしている場合は、切り口をラップで包むと鮮度を保ちやすくなります。
  4. 白菜
    湿度を保ち、通気性のある袋に入れて涼しい場所に置くことが大切です。ただし、カットした白菜はできるだけ早く冷蔵庫に入れることが最適です。

 

これらの野菜は、常温保存で鮮度を保ちながら長期間保存できます。
ただし、湿気や直射日光、高温に注意しながら適切に保存することが大切です。
また、野菜の種類や状態によって保存条件が異なるため、野菜を保存する際にはその野菜に合った方法を確認することが重要です。

 

【注意!】常温保存できない野菜と保存方法

一方で、常温保存には向かない野菜も存在します。その一例をご紹介します。

●冷蔵保存(4℃~5℃)がおすすめの野菜
にんじん、大根、もやし、ごぼう、ほうれん草、スイカ、アスパラガス

●野菜室(約3℃~8℃)がおすすめの野菜
トマト、ナス、きゅうり、ピーマン、かぼちゃ(常温でも可)、キャベツ、レタス、長ネギ、青じそ

●冷凍保存(-20℃~-18℃)がおすすめの野菜
ほうれん草、ブロッコリー、しいたけ など

これらの野菜は、常温保存ではなく、冷蔵庫での保存がより適しているため、注意が必要です。

野菜を冷蔵庫で保存する際の注意点

冷蔵庫での保存は冷やしすぎや乾燥を起こす可能性が高いので、洗って表面の水気をとってからラップをかけたりビニール袋やポリ袋、新聞紙に包むことで野菜の鮮度を長持ちさせることができます。

また、野菜の鮮度を日持ちさせるために、野菜保存袋の使用がおすすめです。野菜保存袋は、通気性のある特別な袋で、野菜を適切な湿度で保ち、野菜同士の香りの干渉を防ぎ風味を損なわずに保存するのに役立ちます。
冷蔵庫に野菜をしまう際は、ぜひ野菜保存袋を活用してみてください。

野菜の鮮度を保ちながら無駄なく活用する常温保存の秘訣

野菜の常温保存は、スペース節約や風味を損なわないための優れた方法です。
じゃがいもやさつまいも、たまねぎなどの根菜類、かぼちゃ、白菜などが常温保存に適しています。
正しい保存方法を守りながら、野菜の鮮度を保ちながら無駄なく活用しましょう。

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