黒ずんでしまったレースカーテンの洗濯方法とは?

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レースカーテンは美しく繊細ながら、時間がたつと黒ずみやシミが気になります。しかし、正しい洗濯方法を知れば、レースカーテンの清潔さと美しさを取り戻すことができます。ここでは、自宅でもできる黒ずんでしまったレースカーテンの洗い方についてご紹介します。

黒ずんでしまったレースカーテンの洗濯方法とは?

カビの原因

レースカーテンの黒カビは、湿気が主な原因です。特に部屋干しの季節や窓ガラスが結露する時期は、カーテンが湿ってほこりや汚れが付着しやすくなります。これがレースカーテンのカビの餌となり、カビ汚れや黄ばみが生じやすくなる原因です。また、室内の温度が20°C~30°Cに保たれることもカビの繁殖を促進します。

窓・鍵周りの手アカ、カーテンレール上のホコリ、窓を開けた際に接する網戸の汚れなどにも注意が必要です。これらの汚れはレースカーテンにとって大敵ですので、洗濯と合わせて窓周りの掃除も行いましょう。除菌スプレーや防カビスプレーを使って手軽にメンテナンスすることもおすすめです。

洗濯表示・使用する洗剤の確認

カーテンを洗う際は、まず洗濯表示を確認しましょう。

洗濯可能かどうか
洗濯マークの有無で判断します。洗濯マークがあれば洗濯可能です。

洗濯機での洗濯
洗濯機マークがあれば、洗濯機を使用して洗うことができます。

手洗いの可否
手マークがあれば手洗い可能です。

漂白剤の使用
三角形マークで確認します。斜め線が2本入っている場合は酸素系漂白剤が使用可能です。

洗剤の選び方
カーテンが劣化していないかを確認し、適切な洗剤を選びましょう。中性洗剤で、おしゃれ着洗い用がベストです。漂白剤の使用はカーテンの色柄や生地によって異なるため、注意して使用しましょう。

洗濯表示に従って適切な洗濯方法を選び、カーテンを優しくお手入れしましょう。

洗濯前の下準備

1、カーテンを取り外す

カーテンを取り外す前に、ホコリなどの目に見える汚れを払い落とします。特にカーテンの上部やレースの裏側も注意してチェックしましょう。
カーテンフックは、生地の傷みや破れを防ぐために一つ一つ取り外し、保管します。汚れたフックは洗浄しておきましょう。
カーテンフックが取り外せない場合は、傷まないようにカーテン上部を内側に折り曲げて保護します。

2、ホコリを払う

カーテンにホコリがたまっている場合は、洗剤を付けてなじませ、目立つシミがある場合は酸素系漂白剤を使用します。揺らしたりブラシで軽く払ったりして、ホコリを落とします。

つけおき洗いの方法

簡単につけおくだけで汚れが落ちるのでおすすめの方法です。

1、中性洗剤を使用

中性洗剤を選び、40℃~50℃のお湯に溶かします。
ポイントとして、浴槽や洗面台にお湯を張ると洗濯しやすいのでおすすめです。
強い洗剤や漂白剤は、レース生地を傷つける可能性があるため避けましょう。

2、つけおき

溶かした中性洗剤を入れた水に、レースカーテンを優しく浸け置きします。しばらく放置し、汚れが浮き出てくるのを待ちます。

3、やさしく洗う

手で軽くこするようにして、汚れを取り除きます。力を入れすぎないよう注意し、シミには柔らかい歯ブラシを使うと効果的です。

4、水でしっかりすすぐ

中性洗剤が残らないよう、丁寧に水ですすぎます。何度もすすぐことで、残留洗剤を完全に洗い流します。

5、水を切る

丁寧にすすいだ後、カーテンを優しく絞って余分な水分を切ります。ただし、無理に絞ると繊維が傷む可能性があるので注意が必要です。

洗濯機での洗い方

1、前処理と入れ方
レースカーテンを洗濯ネットに入れる前に、汚れが目立つ部分を外側にする。

2、洗濯ネットの選び方
細かいメッシュの洗濯ネットを使い、カーテンが中で動かない程度の大きさを選びます。

3、洗濯コース
レースカーテンの洗濯表示に従い、手洗いコースまたはデリケートコースを選択する。
水量は最大に設定し、水温は常温の水か40℃以下のぬるま湯を使用します。

4、脱水
洗濯機の脱水機能は短い時間で設定し、乾燥機能や乾燥機の使用は避けましょう。

陰干しとアイロンがけ

カーテンを干す方法にはいくつかのポイントがあります。

レールにかけて干す
まず、レースカーテンの場合は、フックを付け直してレールに掛けた状態で干すのがベストです。これにより、素材の傷みを防ぎながら生地が伸びたり傷んだりするのを防げます。

直射日光を避けて陰干し
直射日光はレース生地を劣化させる原因となります。生地を傷めないように手のひらでシワを伸ばし、直射日光の当たらない場所や時間帯を選んでゆっくり乾かしましょう。

アイロンがけ
陰干し後、シワが気になる部分はアイロンで軽くかけます。アイロンの温度設定にも注意してください。

花粉の時期は…?

花粉が室内に入り込むのは、換気のための窓の開閉や隙間からの侵入が主な原因です。
レースカーテンは花粉の侵入を抑えてくれますが、花粉が付着したままだと花粉症の人にとっては逆効果のため、定期的な洗濯でレースカーテンを清潔に保ち、花粉を落とすことが重要です。

外に干すことが難しく、部屋干しをする場合には消臭・除菌スプレーを使用しましょう。花粉やハウスダストなどの付着を防ぎながら、部屋干しのニオイも解消することができます。

ここまでカーテンの洗濯とカビ取り方法を丁寧に解説しました。これらの方法を使えば、黒ずんだレースカーテンをやさしくクリーニングし、キレイな状態に仕上げることができます。気になったときや、年に1~2回程度でカーテンをきれいにし、快適な生活空間を保ちましょう。

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